- 大卒で自衛隊に入るメリットはある?
- 大卒で自衛官候補生はアリ?
以前私は、大卒で自衛隊に入らない方が良い理由を解説しました。
まだ読んでない方はそちらも読んでみてください。
上の記事は、「高卒自衛官」や「大卒会社員」と比較した場合の「大卒自衛官」のデメリットを列挙したものです。
しかし、「大卒自衛官」には、他にはないメリットもたくさんあります。
- 幹部になれる、出世できる
- 特殊な仕事ができる
- はじめから営外居住ができる
- 高級幹部は収入が増える
- 収入の安定、雇用の安定
- 定年が60歳になる
この記事では、大学生が就活をする際に、「自衛隊」を候補に入れるべき理由を解説します。
最後まで読めば、就活で自衛隊の採用試験を受けるかどうか悩んでいるあなたも、きっと自衛隊を受験したくなりますよ。
一般幹部候補生を受験しよう
大卒のメリットを語るうえで、前提となることがあります。
大卒は「一般幹部候補生」を受験してください。
大卒で「一般曹候補生」や「自衛官候補生」といった、高卒と同じ種目を受験することもできます。
しかし、高卒と同じ仕事をするのなら、わざわざ大学を卒業する必要がありませんよね。
幹部自衛官にならないと、大卒のメリットはありません
大卒で、曹士自衛官になるデメリットは、以下の記事で解説しています。
これから解説するメリットを享受するためには、「一般幹部候補生」を受験しましょう。
幹部になれる、出世できる
偉くなれる
「自衛隊の幹部になりたい理由は、偉くなりたいからだ!」
という方も少なからずいるのではないでしょうか?
実は、幹部自衛官には、採用種目によってランク分けがあります。
高級幹部になるためには、「A幹部」というランクになる必要があります。
「1佐」とか「将官」になるためには、基本的にA幹部でなければなりません。
A幹部は、「一般幹部候補生」か、「防衛大学校出身者」のどちらかです(基本的には)。
将官の人数や歴代幕僚長を見ると、さすがに防衛大学校出身者が多いです。
ですが、一般幹部候補生出身の将官もたくさんいますので、十分に偉くなれますよ。
階級付きのアニメキャラ
ロボットや軍事組織系のアニメ・マンガなどで、キャラに階級がついていることがありますよね。
アニメ・マンガを観て、幹部自衛官に興味をもった方はいませんか?
- ロイ・マスタング 大佐(『鋼の錬金術師』)
- 葛城ミサト 1尉 →3佐(新世紀エヴァンゲリオン)
もっといると思いますが、有名なところだと上記のような感じですかね。
個人的には「少佐(草薙素子)」を推したい!
特殊な仕事ができる
一般幹部候補生や、高級幹部であれば、普通はなれないような職種やポジションに就くことができます。
例を挙げればキリがありませんが、幕僚長、護衛艦の艦長、航空機のパイロットなど色々あります。
もし大卒でパイロットを目指すなら、一般幹部候補生しかありません。
パイロットになるための採用種目の選び方や、試験対策方法は、以下の記事を読んでみてください。
はじめから営外居住ができる
これも非常に大きなメリットです。
- 営内居住:駐屯地、基地の中に住むこと。お金がかからない。
- 営外居住:官舎や一般の賃貸、持ち家などに住むこと。
営内は個室ではないので、基本的には落ち着かない生活です。
食費・住居費・水道光熱費などの生活費が一切かからないのは、営内居住のメリットです。
曹士自衛官は、一定の条件を満たさないと、営外居住は認められません。
一方、幹部自衛官は、幹部候補生学校を卒業して部隊に配属されれば、初めから営外居住ができます。
自衛隊就職の最大のデメリットと言っても過言ではない「営内居住」を、はじめからパスできるので、最高です!
高級幹部は収入が増える
以前、「高卒自衛官」と「大卒自衛官」で収入に大差はない、と結論付けました。
しかし、さすがに歳を取って、階級が上がれば、大卒と高卒の差は出てきます。
1佐まで昇任すれば、年収は1000万円近くなります。
将官にもなれば、役職にもよりますが、年収1000万円~2000万円になるようです。
夢のような年収ですね!
収入の安定、雇用の安定
自衛官全体の特徴ではありますが、大卒が自衛隊に入隊するメリットとしては、
- 公務員なので収入が安定する
- 国家公務員 かつ 国防職種 ということで、将来的にも雇用が安定
これらが挙げられます。
- どんな大企業よりも、公務員は安定
- 地方人口が減少する中、地方公務員の存亡は怪しい
- 国防は日本が存在する限り必要な仕事、かつ人員も大量に必要
こういった理由から、国防職種の国家公務員。つまり自衛隊員を大卒が目指すのは非常にアリです。
自衛隊は数十年後も存在すると思います。
定年が60歳になる
自衛隊就職の最大のデメリットの1つに、「定年が早いこと」が挙げられます。
階級にもよりますが、だいたい「55歳くらいで定年」と考えてください。
ところが、高級幹部、特に将官だと定年が遅くなります。
- 1佐:高卒の准尉・曹長より2年ほど長い
- 将官:60歳が定年
定年退職した自衛官は一応再就職するんですが、年収が少なすぎたり、仕事が合わなかったりで、なかなか仕事を続けられないんですよね。
色々な側面から、自衛官の定年は遅い方がメリットあると思います!
まとめ
今回は、大学生が自衛隊を受験するべき理由を6選紹介しました。
- 幹部になれる、出世できる
- 特殊な仕事ができる
- はじめから営外居住ができる
- 高級幹部は収入が増える
- 収入の安定、雇用の安定
- 定年が60歳になる
就活は自衛隊一本で、「一般幹部候補生、曹候補生、自衛官候補生」を受験したという人もいます。
しかし、ほとんどの人は地方公務員や一般企業とあわせて、自衛隊の採用試験を受けています。
自衛隊を受験する際は、ぜひ「一般幹部候補生」を検討してください
ちなみに、出身大学も多種多様です。
東大の方もいれば、聞いたことないような大学の方もいます。
入隊後は、出身大学は関係ないです。臆することなく受験して、ぜひ出世してください!
- 自衛隊に興味がある
- 幹部自衛官に興味がある
- 一度しかない人生、特殊な経験をしたい
- パイロットになりたい
- 安定したい
- なくならない仕事に就きたい
こういった方は、ぜひ自衛隊を候補に入れてみてください。
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