- 自衛隊をすすめてくる人がいるけれど、正直あまり興味が持てない
- 自衛隊の仕事や生活が、自分にできるか不安
家族や知り合い、自衛隊地本の人などが、熱烈に自衛隊への就職を勧めてくることってありますよね。
自分から自衛隊に入りたいと思う人は少ないと思います。
私も親から強烈に勧められました。
しかし、自衛隊への就職なんて、イマイチ一歩が踏み出せない大学生の方は多いのではないでしょうか?
大卒なのに自衛隊で走らされたり、訓練で泥まみれになったりなんて、嫌ですよね。
私はインドア派なので、日の光すら浴びたくないです。
私は、自衛隊出身のファイナンシャルプランナーですが、一般大卒の人が自衛隊に入るメリットはあまりないと考えています。
自衛隊なんて興味ないのに、自衛隊の就職試験を受けさせられそうになっているそこのあなた。この記事を読めば、大卒で自衛隊に入らない方が良い理由がたくさん見つかりますよ。
大学生で「自衛隊はちょっとなぁ・・・」と考えている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.間違いなく体力は必要
もうこれは隠しようのない事実です。
大卒だろうが、自衛官である以上、間違いなく体力は必要です。
入隊前から体を鍛える必要はありませんが、入隊後は重いものを持ち上げたり、長時間歩いたり、走ったりなど、必要な体力はつけさせられます。
また、自衛隊には「体力測定」という、定期的な体力テストがあります。
体力測定は年齢と性別で基準が分かれていますが、高卒でも大卒でも、学歴は関係ありません。
大卒にも高卒と同等の体力を求められます。
大学卒業して、このような力仕事をしたい人は少ないのではないでしょうか?
2.幹部自衛官はうまみが少ない
大卒の人が、高卒の人と大きく異なるポイントとして、「幹部候補生」という採用種目を受験することができます。
幹部候補生学校がつらい
幹部候補生学校とはどんなところでしょうか。
陸海空で入校期間や教育内容は異なりますが、共通して言えることは、幹部自衛官として必要な、体力、教養、知識、訓練、礼儀、しつけ等々、1年近くかけてみっちり仕込まれます。
その約1年間の間は、土日は外出できるものの、平日は学校の敷地内で寝泊まりしなければなりません。
部屋も個室ではなく、8人くらいの相部屋です。
大学で一人暮らしをしていた人には酷な生活ですよ。
暑い日も寒い日も、朝6時台から朝礼場での点呼に始まり、夜も遅くまで学業に励みます。
曹士自衛官(幹部じゃない自衛官)も、入隊してすぐに教育隊というところで同じような生活をします。しかし、彼らは約3か月で駐屯地や基地に配属されるため、つらい生活はすぐに終わります。
高いお金を払って大学を卒業したのに、約1年間も自由に外出すらできない生活が待ってるなんて、私には耐えられません。
責任が大きい
大変な思いをして幹部候補生学校を卒業した幹部自衛官とは、一体どんな存在なのでしょうか?
幹部自衛官は、曹士自衛官を管理する立場であり、部下に対する責任が生じます。
企業でいうところの課長とか係長以上の役職です。
自衛隊に限ったことではありませんが、管理職になると自分の仕事をするだけでなく、部下の面倒も見なければいけません。
仕事や部下に対する責任が大きく、結構なストレスになるんですよね。
しかし、幹部自衛官になったからといって、莫大に給料が増えるわけではありません。
体力測定の基準が緩くなるわけでもありません。
幹部自衛官は、年収の増加以上に責任の増加が大きく、あまりメリットがあるようには、私には思えませんでした。
3.防衛大学校の方が出世できる
大卒で幹部自衛官になるからには、自衛隊で出世したいと考える人もいるでしょう。
幹部自衛官は出身によって出世しやすさが決まっていて、防衛大学校出身者と、一般大学出身者は最も出世しやすいです。
しかし、大学の頃から先輩・同期・後輩との繋がりが強固な防衛大学校出身者と、大卒で入隊してくる一般大学出身者では、どう考えても防衛大学校出身者の方が出世には有利だと思えてなりません。
自衛隊で出世したいなら、私なら防衛大学校に入りますね。
4.大卒の学歴を生かすことができない
大学で学んだことを生かすことができない
大卒で自衛隊に入隊しても、残念ながら、大学で学んだことを生かす場はほとんどありません。
大学で学んだことを直接生かせるのは、一部の専門職や研究職に限られます。
それ以外の自衛官は、大学で学んだことと仕事の内容は関係ありません。
大卒で自衛官になっても、年収はたいして変わらない
自衛隊は経験年数と階級で給料が決まるので、同じ採用区分ならば、高卒でも大卒でも、給料はほとんどかわりません。(月給で1万円ほど)
幹部自衛官になったとしても、25歳前後の3尉と3曹で比較して、月給で5万円程度しか変わりません。
ですので、大学卒業までにかかった費用(学費や生活費)と、高卒で4年間働いていれば得られたであろう収入を、取り返すことは簡単ではありません。
大学卒業時点での損失金額は2000万円程度になります。
せっかく大学を卒業したのであれば、大学で学んだことを生かして、あなたが面白いと思う仕事や、自衛隊より稼げる職業に就いた方が良いとは思いませんか?
私が大学生なら、自衛隊よりもっと自分の特長を生かせる仕事を探します。
インドア派なのでデスクワークがいいですね。
自衛隊はちょっと無理っぽいから、やっぱり他の仕事を探そうと思っているそこのあなた!
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まとめ
今回は、大学生向けに、自衛隊に入らない方が良い理由を解説しました。
自衛隊に入って得られるものも、もちろんたくさんありますので、他の記事もよく読んで検討してくださいね。
実際のところ、一般大学を卒業し、国防や災害対処への強い思いをもって自衛隊に入隊する人はたくさんいます。
本当に立派で頭の下がる思いです。今後も、大いに活躍して頂ければと思います。
しかし、せっかく大学を卒業したのであれば、自衛隊に入るよりも、大学で学んだ知識や経験を生かせる仕事を探すのもアリだと思いますよ。
自衛隊でも、そうでなくても、後悔しないように、納得した仕事探しをすることが重要です!
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